箱根駅伝覇者、北爪貴志選手から激励される
東京都では、中学2年生が市区町村にわかれて健脚を競い、たすきを渡しあう、中学生「東京駅伝」大会がある。
2010年3月21日が第1回。
その翌年3月21日に第2回中学生「東京駅伝」大会が行なわれることにともない、北区壮行会が北とぴあであると聞き、会社を早退して参加した。
花川輿惣太区長の挨拶に続いて、箱根駅伝で18年ぶり13度目の総合優勝を果たした早稲田大学競走部メンバーの北爪貴志選手から激励のスピーチがあった。
「ぼくも選手のみんなと一緒で北区の中学生でした。そのとき箱根駅伝はただの夢の舞台でしかありませんでした。中学でも早稲田実業高校でも主力選手で、和気藹々と楽しく走っていました。早稲田大学では上下関係も厳しく、全国からそうそうたる選手が集まっていたので、1、2年生のときは負けまいと思ってひたすら走っていたら疲労骨折の連続でした。3年生になって予防を学んで、ここをケアすれば自分の走りができると気づいて夏にAチーム入りし、出雲駅伝の補欠に選ばれました。箱根駅伝では3年生のとき初めて選手としてえらばれ、9位でたすきを渡されると自分の走りがシード権に影響してしまうので抜かれてはいけないということだけを考えていました。4年生のときは2年連続で選手にえらばれ、出雲駅伝と全日本大学駅伝の二冠を達成していたので、三冠を意識した走りができました。みんなも東京駅伝をがんばって、しょうらい箱根駅伝を目標にしてほしいと思います」
三男たちは北区からベンチコートをプレゼントされ、「味の素スタジオではどんな走りを見せてくれるのだろうか?」と期待していた。
だが、まさか……。