175.長男が家裁で「保護観察」処分を受ける

  1. 朝飯前の朝飯

長男が家裁で「保護観察」処分を受ける

 この日は、大学2年生で未成年の長男が母親の見舞いの帰りに40キロのスピードオーバーをしたときの件で、千葉地方家庭裁判所八日市場支部から出頭命令があり、東京駅13時発の特急わかしおへ乗車する。

    中学校のプール侵入の次男につづいて二度目だ。

 三男には13時に若田家をでるように伝えていたが、遊びがすぎたか1時間近く遅れる。

 帰宅すると、長男と三男を同乗させ、山武合同事務所で11,000円支払って三男のパスポートを受け取る。

 長男の服装があまりにひどく裁判長ほかの心象に影響するのはまずいと思い、白いボタンダウンと黒の綿パンを購入して着させる。

 車に三男を残し、家裁支部へ長男とともに緊張した面持ちではいる。

 女性の書記官が住所確認後、次の質問を投げかける。

「現住所にはいつから住んでいるか?」

「大学入学時からです」

「実家にはだれが住んでいるか?」

「父と末弟です」

「千葉市緑区の一般道路で60キロ制限を100キロで走行しただろう。間違いないな?」

「間違いありません」

「これまでにスピードオーバー等、違反をしているか?」

「ありません」

「いまどんな気持ちだ?」

「ガンで死んだ母親に会いたいです」

「審判は、①不処分、②保護観察(交通ルールを学ぶ)、③検察庁送致――のいずれかだ。今回は保護観察の可能性が高い。まじめに講習を受ければ3か月程度だ」

    今度はわたしに質問がある。

「静岡で講習になると父親は同行できるか?」

「会社勤めと中学1年生の三男の養育があり、静岡だと難しいです」

    再び長男への質問だ。

「交通関係以外で警察へ厄介になったことは?」

「ないです」

 長男は矢継ぎ早に答える。

 それにしても次男のときと同様、女性の書記官の「そうだな」「だろう」といった言葉づかいに違和感をおぼえる。

 時代の流れか? 見下しているのか? なめられないための虚勢なのか?

 長男の運転について尋ねられたので次のように答えた。

「『細い道や歩道のない道でスピードをだすと危ない。そういう道は常に安全運転を心がさくく』と一度注意したことがあります」

 長男は「保護観察」を告げられ、静岡の保護司の指導を受けることになった。

 自宅へ帰ると、長男と三男がバトミントンの羽根でバッティングをしている。

 長男に「早く下宿へもどったほうがいい」と声をかけ、坂東太郎で馳走して大網駅まで送る。

 帰宅後、三男に話しかける。

「リトルリーグ世界大会での宣誓のセレクションをがんばれ!(と言って全文を渡す)」

「面倒くさい」

「おかあさんが見ているのに『面倒くさい』はないだろう。最近、野球以外で『面倒くさい』とよく言うが、それだと高校に行けないぞ。なんでもチャレンジする人間になる必要がある。やはり友だちや環境がよくないのかもしれない。転校しよう!」

「イヤだ!」

 翌朝、三男は中学校の学級担任で英語科の教科担任でもある荻原智恵子教諭からリトルリーグ宣誓の英文を訳してもらったようだ。

 10時に萩原教諭から携帯へ「50分ほどトレーニングしました。あとはご自宅で見てあげてください」という電話がある。

 三男に初めて「転校」を口にした。

 宣誓のトレーニングが転校を避けるための一時しのぎであれば、これからの道は平坦ではないなと覚悟する。

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