286.「トップになりなさい。次の会社でもがんばれるから」

  1. 朝飯前の朝飯

「トップになりなさい。次の会社でもがんばれるから」

 笹原母、いな新妻はうちの子どもたちにもこころをくだいてくれた。

 長男には「あなたは端正な顔だから俳優だってできる」といって美容家の秋野和代氏にあわせてくれたが、それに長女も便乗して質問したという。

「いまの職場をやめたいのですが」

「成績は?」

「まだ結果がでていません」

「だったらいまの状態でやめて次の会社へ行っても同じことだと思うよ」

「ではどうすればいいのですか?」

「いまの会社でトップになりなさい。そうすれば次の会社でもがんばれるから。悪いイメージを引きずらないためにいいイメージをつくるの。負け犬根性で移っても同様の結果になるからね」

「わかりました」

 長男はひとこともしゃべらないでおわったらしい。

 次に長女とわたしは誕生日に、スタイリストの茶場縁氏によるカラー診断とコーディネートのコンサルティングをプレゼントされた。

 茶場氏は「人間にはカッコよく美しく見せてくれる色があり、だれもがそれぞれスプリング、サマー、オータム、ウインターの季節の色に属する。それがマッチしていれば例えば女性が薄化粧でも綺麗に見える」という。

 わたしはオータムで紺やこげ茶、深緑、濃いクリーム色、金赤、長女はスプリングなのでパステルカラーを身につけるように言われ、三越とユニクロでフィッティングした。

 そのころ長女は秋野氏の助言どおり瞬間風速ながら社内で成績をトップにして、茶場氏が新規開業した未病の会社へオペレーター見習いとしてトラバーユすることになった。

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