230.「中1のときから授業が成立していない」

  1. 朝飯前の朝飯

「中1のときから授業が成立していない」

 三男の中学校で2年生緊急保護者会のため保護者へ招集があり、学校から次のような報告があった。

「心配な現状として、生徒の喫煙・万引き、屋上で飴玉をなめたり、不純異性交遊、服装の乱れ、メールの犯罪、いじめ、けんか等の問題がある。

 授業で服装や携帯の使い方についても指導しているが、家庭でも学校でなにがあったか、言葉づかい、メールの使い方について話をしてほしい。

 学校としては、授業の不成立にチームティーチングや4階で作業して階下をながめたり、見まわり等で対応している。親にも学校へ見にきたり、校外でだれがなにをしていたか連絡してほしい」

 これに対して保護者から活発な意見がでた。

「中1のときから授業が成立していない。授業を妨害する生徒の親はこんな重要な会合にも顔をださない。でてもらうようにどうアプローチするか?」

「問題のある生徒を個別クラスにしてほしい」

「自分の子どもが学校でどういう状況か知らないのは無責任だ」

「授業が成立しないから絶対評価となっている。先生がもっと努力すべきだし、子どもたち自身にも考えさせるようにしたらどうか?」

「子どもに暇な時間を与えないようにしたい」

 これらに対してわたしも手をあげマイクをにぎった。

「わたしは悪性黒色腫の再発・転移で妻を失い、子育てのために千葉から越してきました。千葉の学校は数年前にほぼ全部の窓が割られ、荒れに荒れている状態でした。それからすると、とてもまじめでいい学校へ転校してきたと喜んでいます。

 うちは4人兄弟で、長女はみんなからいい子だと言われたので、学校行事があるたびに鼻高々でした。でも次男は中2の夏から手がつけられないようになり、妻もわたしも学校へ行くと針のむしろなので自然と足が遠のきました。

 どうか『自分の子は問題ない』ではなく、『もしわが子が悪かったら』という視点でとらえていただけないでしょうか?

 最初から悪い子はいなくて、必要以上に叱られたり、無視されたり、授業についていけなかったりして徐々に変わっていきます。そんな子にはみんなで声をかけ、みんなで育てるという意識が必要ではないでしょうか?

 授業の成立云々は個々の先生の力量の問題ですが、放置すると学級崩壊になって生徒の勉強が遅れるので、プロジェクトを組んで学校全体で取り組んでいただきたいと思います」

 わたしの発言後、まばらではあったが一部大きな拍手もあり、勇気をふりしぼって口を開いてよかったなと思う。

 と同時に大網では次男の友人を心の底から受け入れていなかったので、ここ西ヶ原では「みんなで育てる」「育ててもらおう」という意識でいようと心に誓った。

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