妻の入院等で奔走しガス欠!
朝5時55分に起床。
朝食のおかずがないので、冷蔵庫に残っている具材でおでんをつくり、三男に食べさせる。
水曜日なので、可燃ゴミを公民館のゴミ置き場へ持参。
7時2分の電車で、千葉県立現代産業科学館の佐久文隆館長(当時)と会ったので、前回のフォーラムの話をする。
会社で電話とメール対応を中心に行なったあと、岩野清志専務(当時)に「あすが妻の入院なのできょう早退、あす遅刻させてください」と頼んで15時半退出。
16時発の特急わかしおに乗り、17時過ぎに家へ着いたのに、長女も長男も次男も着替えの最中だ。
写真館へ行く時間を事前に伝えてあったのに、とにかくやることが遅く、なんでバシッと着替えができないのか不思議だ。
こういうとき子だくさんで上がしっかりしていれば下も見習うのだが、そうでないからカオスだ。
結局、家を出たのは18時で、写真館には「30分遅れて18時半になります」と伝えた。
こんなことなら会社でもう1時間仕事をしておけばよかったと思う。
妻と家族の最後の写真になるかもしれないので、いろいろなカットを撮ってもらう。
痩身の妻が末期ガンで、さらにやせている。
食べても食べてもガン細胞に栄養を吸いとられるのだろう。
その翌朝は6時起床し、きのうのおでんがだいぶ減っているので、ジャガイモ、ニンジン、玉葱、肉を切って、シチューをつくる。
長女と次男を起こし、8時過ぎに愛犬ここあを連れて村田動物病院へ行く。
ここあは自分と同じシェルティー種を見ると、しっぽを振って喜ぶので、自分の顔を鏡で見ていないのにどうして仲間とわかるんだろうと不思議に思う。
避妊手術代は27,500円と聞き、14日に迎えにくることを伝えて、9時退出。
茂原・東金線の旧道を走り、山田インター手前のにしきの園で花のアレンジを作ってもらい、妻の入院のため千葉大病院へ向かう。
9時30分から10時までのところ、9時55分着なのでギリギリセーフだ。
地下1階の皮膚科外来へ行くと、いつもの看護師の袴谷礼子さんが笑顔で迎えてくれ、新しく建てられた東棟へ向かう。
旧病棟も新病棟も同じ9階だ。
スタッフルームで受付を行ない、休憩室で談笑する。
妻が珍しく夜中までかかって書いた入院のためのアンケート用紙の持参を忘れたので、長男に持たせることにする。
妻が小方渉医師の診察を受け、手続きを終えると、個室922号室へ入室。
DVD付きテレビ、冷蔵庫、シャワー等の説明をひと通り受ける。
つづいて妻が身長・体重を計測、入院手続きの用紙に再度記入して看護師に渡す。
その後、11階の展望レストランヴァンテーユで食事。
妻は次男との確執を中心に携帯電話へ日記をまとめていたのを、auショップでアプリ変換のさい、「大丈夫」と言われたのにデータが完全消去され、ひどくショックを受けていた。
レストランの隣は図書館で、「生」と「死」をテーマにした本が並んでいるが、「死」のほうが目につく。
922号室へ戻ると、わたしは長女と次男へ「おかあさんを頼んだぞ」と言って部屋をでる。
停留所のベンチ、バスと電車内でひたすら日記を書き、会社へ13時50分に着く。
仕事を19時まで行ない、千葉大病院へ20時25分着。
922号室には、妻とともに長男、三男の顔がある。
妻は「病院の食事が少ない」、長男と三男は「まだ夕飯を食べていない」と言うので、苺大福を食べさせ、1階のエーエム・ピーエムで弁当とパンを購入。
21時の消灯時間、見回りの看護師さんから「お見舞いは21時までです」と言われ引き上げる。
妻は「これからTBSテレビ『渡る世間は鬼ばかり』を見る」とのこと。
千葉大病院の駐車場に停めていた車に乗り駐車場を出ると900円の表示。
入院日は無料と聞いてメモ書きまでしてもらっていたのだが、無人機だとメモの判別が無理なのであきらめる。
帰宅後、長男が風呂掃除をしてくれたので、車中で寝ていた三男を起こして入浴させる。
24時に長女から「迎えに来てほしい」というメールが来たが、「弟たちに頼んでくれ」と連絡する。
わたしは二日間フルに走りまわり、すでにガス欠だった。