259.ステーキの「表参道うかい亭」でデート

  1. 朝飯前の朝飯

ステーキの「表参道うかい亭」でデート

 奥星余市高校PTAの笹原母の「日程があえばぜひ!」から時間がたっていた。

 わたしは徐々に社交辞令ではないかに気持ちが傾いていた。

 そんなときタイムラインに連絡があった。

「この日に表参道なら大丈夫ですが……」

「わかりました。ステーキでいいですか?」

「大丈夫です」

「それでは、表参道『うかい亭』を予約します」

「ありがとう」

 そして当日を迎えた。

 店内ではボツイチ子持ちとバツイチ子持ちがステーキを前に横向きになる。

 目の前で焼いてくれるステーキをほおばりながら横を向いて話をする。

 目と口で堪能といった感じだ。

 食後は別室へ移動して、デザートをいただく。

 これがまた雰囲気といい、味といい、抜群だ。

「ごちそうさま。今度はわたしが馳走しますね。どこがいいですか?」

 女性にあまり負担をかけられない。

「神楽坂のビストロ『ルバイヤート』はどうですか? ワインの種類がそろっています」

「わかりました」

 その日はうかい亭で3時間ほど逗留したのでお互いにさようならをした。

 帰宅して三男が語りかけてきた。

「おとうさん、なにかいいことあったの?」

 中学3年のくせにするどい。 

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