238.東日本大震災と東電福島原発事故

  1. 朝飯前の朝飯

東日本大震災と東電福島原発事故

 3月11日14時46分ごろ、会社ビルが大揺れした。


 NHKテレビは国会中継中に「宮城県沖で地震 強い揺れに警戒」「午後2時36分ごろ東北地方で地震がありました」と第一報を流す。

 そのうち津波の脅威が報じられ、心が痛んだ。


 16時ごろ、会社から「仕事のキリがいいところで帰宅するように。電車やバスが止まっていたらタクシーを利用してもかまわない。後日、領収書で精算するように」と言われる。

 わたしは17時すぎまで仕事をして会社をでる。

 電車が不通なので自宅まで歩かざるをえないなと覚悟していると、市ヶ谷駅の目の前で婦人がタクシーから降車したので空車を確認し乗りこむ。

 靖国通り、外堀通り、神楽坂からずっと渋滞だ。

 通常であれば25分程度で着くところが1時間以上かかって帰宅。

 家にいる三男と会話する。

「揺れたなー」

「あんなに揺れたの初めてだね」

 長女は銀座から徒歩で夜中に帰宅し安堵する。

 東日本大震災は東京電力福島第一原子力発電所事故をともない、東京在勤・在住の外国人が大量に日本から脱出した。

 これに対し経営コンサルタントの大前研一氏はメルマガ『ニュースの視点』で「東日本大震災とネーミングするから日本の半分が災害に遭ったと外国人が勘違いした」と書いた。

 たしかに日本人のきまじめさや心配性は島国の時代はよかったが、インターネットで情報が一瞬にして世界に流れると、それが外国からの観光客(後年、「インバウンド」と言われる)の増減に直接影響するので、ネーミングも重要と思った。

 3月12日の大里綜合管理でのフォーラムは延期し、講師の坂本光司氏(法政大学大学院教授/当時)等へ連絡した。

 3月21日(春分の日)に三男が出場する予定だった第2回中学生「東京駅伝」大会も残念ながら中止となった。

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