映画「僕たちのプレイボール」のクランクイン
千葉の家に前泊し、翌朝、三男を連れて東京北砂リトルリーグのグラウンドへ。
このチームは後年、リトルリーグ世界選手権大会で世界一となる。
その投打の中心は、アメリカで「日本のベーブ・ルース」「ベーブ・ルース2世」と呼ばれた清宮幸太郎選手(現・北海道日本ハムファイターズ一塁手)だ。
きょうからリトルリーグの映画「僕たちのプレイボール」のアメリカでの撮影に引きつづき、国内のクランクインだ。
集合時間より30分前に着き、徳川監督夫妻とアメリカの世界大会後の動静についてことばを交わす。
そのうち多くの人間が集まると、三男が「スパイクがない」と言いだす。
監督夫人に「家に戻ります」と伝えノアのハンドルをきる。
家を探しても見つからない。
長女の携帯へ電話すると「常石コーチが預かってくれている」とのこと。
常石コーチからは「息子に渡した」と連絡がある。
徒労でつかれが一気に噴きだしたので、ひと眠りして北砂グラウンドへ戻る。
楽しみにしていた、きょうの映画撮影はすでに片づけにはいっている。
帰りの車のなかで三男には「スパイクを預けていたことを忘れるな! できるだけ親を振りまわさないようにしよう!」と苦言を呈したあとで「映画撮影はどうだったか?」と尋ねると、「おもしろかった。相手チーム(若手俳優)には野球経験者があまりいなかった」とのこと。
後日、西練馬リトルシニアで正式に入部手続きを行なうと、初めて「にしねり連絡」をメールで受けとる。
「10月3日(土)は通常練習。1~2年生は7時半集合、8時30分開始。10月4日(日)は東東京支部秋季大会・関東大会代表決定敗者復活戦。チームとしての戦いですが、自分との戦いでもあります。集中力を切らさぬよう、スタメンもベンチも応援団も気持ちをひとつにして試合に挑みましょう。父母の皆さん、ぜひグランドで応援してください」
三男は中学校、野球のクラブチームが千葉から東京に変わったが戸惑いもなくとけこんでいるようだ。