82.野球少年が不憫だ!

  1. 朝飯前の朝飯

野球少年が不憫だ!

 6時に家を出発し、6時40分に千葉市天台の千葉スポーツセンター駐車場へ着く。

 寒の戻りでしばれる。

 徳川洋文監督夫妻やコーチに三男を託し、小見川リトルリーグのグラウンドに向けて発車する選手車を見送る。

 大網へ戻り、大里綜合管理に寄って、6月のフォーラム参加申し込み数を確認。

 昼食後に、千葉リトルリーグの重田父へ電話する。

「きょうの戦況はどうですか?」

「0対4、水戸西リトルリーグに初戦敗退です」

「ええっ、マジで?」

「第2試合は船橋リトルリーグに4対1で勝ちましたが、水戸西リトルが船橋リトルに連勝です」

「三つ巴を2勝しなきゃ勝ちあがれないんだ?」

「ええ。もう春の大会は終わりです。すでに天台の駐車場で解散して、それぞれ家路に向かっています」

 去年の秋季大会優勝で、今回予選敗退とは信じられないが現実らしい。

 川野母の携帯へ電話すると、「いま大網に戻っている途中」と言う。

 三男が帰宅してから話しかける。

「残念だったな」

「水戸西に勝てなかった」

「敗因は?」

「打てなかったから」

「全国大会へ行くためにバッティング練習せんとな」

「そうだね」

 三男は第1試合が7番センターで0打数0安打、第2試合が5番サードで2打数1安打とのこと。

 最近、わが家に覇気がないからか、三男から笑顔が消え、バットも湿っているようだ。

 親として野球経験がないので技術面の指導ができない、妻の病気で応援にも行ってやれないなど、なにもできないことが歯がゆい。

 息子が不憫だ!

 わたしは「応援に行ってやれなくて悪いな」とつぶやいた。

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