58.「いままでの人生でいちばんどん底」

  1. 朝飯前の朝飯

「いままでの人生でいちばんどん底」

 次男の退学届提出の前日だ。

 妻が郵便局のパートから帰宅すると次男が戻って離れで寝ていたとのこと。

 次男が高校へ行く最後の日だが、夜中2:30に2階の窓から出ていこうとして、止める妻と衝突した。


 その後、次男が1階へ降りてテレビをつけ、ものをぺちゃくちゃ食べている姿に、妻はもうどうしていいかわからなくなったらしい。


 みずからの心情を次のように綴っている。

        ◇     ◇     ◇

 いままでの人生でいちばんどん底で、落ち込んでいる。

 わたしがいちばん悩んで精神的にボロボロ!!

 何もしたくない!! もう人生いやだ。

 次男がまだ高校生でいてほしい、退学してほしくないという気持ちは自分で割り切るしかない。

 次男に「現実を見ろ」と言ったのはわたしだろうが。

    そのわたしが現実を見られない。

 きょう学校へ退学届を出す。

 もう退学するんだ。働くんだ。その現実をわかれ……。

 次男が自分でその道を選んだのだからどうしようもないよ!!

 それらを誰にも相談できない自分が悲しい。

 母が生きていれば話を聴いてもらえたのに……。

 まぁわたしよりもつらい人生を送ってるひとはいっぱいいるよ!! まだ、いいほうだよね。

 もっと強い気持ちをもって、気丈になろう!!

 人生を放棄するわけにはいかない。

 おとうさんも、おかあさんが亡くなってからがんばって生きているんだよね!!

 わたしもがんばらないと。

 高校中退という世間の目だけを気にして、みっともない、恥ずかしい。

 次男のことを考えないといけない。親なんだから。

 これまで落ち着いて考えることができなかった。

 次男はまだまだこれから長い人生が待っている。

 これからいい人生が送れるようサポートしてやらないといけない。

 しっかりしろよ!!

        ◇     ◇     ◇

 わたしが出張で高校へ同行できないことに対して妻は不満を抱いていた。

 妻は、次男の度重なる反抗の原因がわたしにあると思っていたからだ。

 この妻の心情を、わたしが知るのはそれからだいぶあとになる。

 ここまで深刻にとらえていることを早めにわかってやれば妻も少し気が楽になったかもしれない。

 妻が思う、次男が反抗を助長させた原因とは……。

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